おはようございます!
本日は、里帰り品のアンティークコーヒーカップのご紹介。
里帰りとは、字のごとく、おうちに帰ってきたという事。
ヨーロッパでは、当時(戦前~)日本から輸入されてきた陶器などが存在します。日本では、輸出用に西洋風に仕上げた陶器を製造していました。あくまでも西洋風なので、どこか日本らしさが残っているのも特長。ノリタケなどは積極的に輸出してましたね。ノリタケは結構西洋のデザインに近いのが多いです。
ヨーロッパの蚤の市をグルグル廻っていると、こういった里帰り品に出会うことがあります。慣れない土地で出会う日本の製品はすごく親近感を覚え、また、当時にこんな素晴らしい作品が海を越えてやってきたいたのかと思うと感動すら覚えます。つい、話しかけちゃいますから(笑)。
西洋建築にこういった陶器が生活の一部として溶け込んでいたなんて、想像するだけでもワクワクします。
しかし、当時は需要があったのかもしれませんが、時代は流れ、こういった里帰り品も次々に処分されつつあります。西洋の人からしたら、おばあちゃんが使ってたコーヒーカップとして物珍しさはないのでしょう。出来れば全部連れて帰りたい!のですが、特に気に入った作品だけ連れて帰ることにしています。
日本で生まれ、海外で過ごし、日本に帰ってくる。これだけで、なんだか人一人の一生を語っているようなロマンがありますね。
淡いブルーとオレンジの花に小鳥が止まっています。小鳥の種類までは特定できませんでした。
光沢のあるラスター仕上げです。
側面には何もデザインがありません。飲み物が入ると一見普通のカップなのですが、
飲むにつれてデザインが見える。これ、コーヒーよりも紅茶が良いでしょう。紅茶であれば、薄い茶色の間から小鳥が見えるはず!
コーヒカップが変わるだけで、気分もびっくりするくらい変わります!
この機会に是非!
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