ドイツのBAVARIA(ババリア)というと特に陶器の裏印で頻繁に見かけますが、このBAVARIAはドイツバイエルン州の英名。
バイエルンの方が馴染みがあるかもしれません。バイエルンソーセージなんかが有名(伊藤ハムですが、、)。
この辺り。ドイツの南側です。ミュンヘンなんかも割と知られていますね。
このババリア地方では、1700年代~陶器の製造が盛んでニンフェンブルク磁器やKöniglich privilegierte Porzellanfabrikといった陶磁器工場が点々としていました。よって、xxxxxxx BAVARIAみたいな裏印の種類が多く存在しますすが、ババリアはあくまでもバイエルンで製造されたという意味であって、メーカー名ではありません。Limogesなんかもそうですね。ただ、ババリアって一貫させてしまった方が分かりやすいとは思いますが、、、。結構な種類のババリアの陶磁器工場がありますので。
今回、ご紹介するのは、GEROLD PORZELLAN(ゲロルド・ポルツェラン)という刻印が入ったBAVARIAの陶器の小鳥の置物。1904年に「BernhardGerold」という人物によって設立された陶磁器製造販売会社です。
なんでしょう、この無機質な表情(笑)。そこがまた見ていて飽きないのですが、、、鮮やかな色合いも繊細で可愛らしいです。
この背中もなんかアジがありますよね。
結構小鳥の特徴をしっかりと捉えています。
裏印にはGermanyの文字が。バイエルン地方は西ドイツのはずです。西ドイツに分断されたのが1949年ですので、まだバイエルンがドイツであった頃の作品と予想されます。よって、1930年~40年頃の作品でしょう。
もう100年近くも前の作品です。にしても、結構モダンなつくり。時代を飛び越えても全然違和感のないデザイン性は圧巻です。
同じものはなかなか無いかなと思いますので、是非この機会に!
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