買い付けの際に、お皿を探し出すのはちょっと一苦労。
コーヒーカップであれば、たまに、段ボールにがさつに入ってますが、割れてたり傷が多めだったりするので、陳列されているのを見ますが、お皿は、陳列されていても、重なっていることが多いので、一目では何が重なっているかわかりません。
物凄い量のお皿が重なって、何列にも陳列されていたら、すべてを一枚一枚見ていたらあっという間に1日が経過しちゃいます。
よって、どうするかというと。
まずは、勘(笑)に頼ります。
嗅覚といいますか(笑)。
横の淵を、バーーっと見て、気になった柄が見えたり、良さそうな素材感のお皿が見えたら、取り出す。横から淵を見ただけでは、だいたいイメージと違って、却下。
そんな事を繰り返していると、下の方に、たまーに掘り出し物が。
重なっているお皿を丁寧にどかしていくと。
こんなデザインのお皿がひょっこり現れたら、もうそれはそれは至福の瞬間です。
重なったお皿の下の方は、結構長い間触られてなかったりするので、掘り出し物エリアの1つでもあります。
で、すぐにする事が、裏印の確認。
だいたいオーラのあるお皿は、裏印が付いていることが多い。
デザイン性や、色付けの仕方でなんとなくどこの陶磁器か分かりますが、裏を見るまではドキドキします。
はい、こちらはフランスは「Badonviller(バドンヴィレー)」のお皿でした。
創業は1828年。同名の「Badonviller(バドンヴィレー)」という地域にて。限りなくストラスブールに近い、フランス東になります。ほとんどドイツ。
CONGOと書かれていますが、このマークは、1900年~1905年という非常に短い期間に制作されたことを意味し、フランスの植民地だったコンゴとの関連性がうかがえます。
確かに、色合いとかみても、アフリカ大陸な茶色とブルー。トライバルな色合いと、これまたドイツを思わせる幾何学模様のデザイン。
NEW WAVEな80年代っぽさがありながらも、モダンでもあり、アンティーク。
このお皿が130年前に作られた?
コンゴ、フランス、ドイツがミックスされた作品と言えるでしょう。
Badonvillerのマークが使用されているのは、1950年もしくは60年頃まででしょうか。
もちろん、時が経つにつれて希少価値は上がっていきます。
ケーキ、お菓子皿としても、サラダ皿など、食卓が華やかになりますよ!
【フランスBadonviller(バドンヴィレー) アンティーク皿】
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