みなさん、おはようございます。
昨夜、写真のホルダー内の蚤の市の写真を見ながら、このお仕事の精神論を自分なりに考えてみました。精神論というのは、なんでこの仕事をしているの?というよりは、
なんでこの仕事が好きなの?っていう部分。
買い付けっていうと、結構イメージでは、好きに旅行をして好きに買い物をして販売する。っていう単純なイメージがありますが、もちろん海外に行くのは物凄く楽しいです。ただ、これは、余程物を探すことが好きではないとできないかな―と思ったりもします。
例えば、2週間買い付けの旅に出たとしましょう。早朝5時から、夕方6時までひたすら飛び回っています。バイヤーさんによって違うとは思いますが、僕の場合は、ほとんど物も食べない。食べても、途中のパーキングのパンとか(これすらおいしいので問題なしですが(笑))、夜は、田舎にステイするのでその辺のスーパーマーケットで買ったフルーツとか(フルーツもおいしいです(笑))。街中にステイしていれば、近くのレストランとか行けるのかもしれませんが、僕は車で移動という選択肢を取っているので、結構田舎町にステイします。よって、周りは、、、牛とか、羊とか、ニワトリとか(笑)。レストランに行くのに車を走らせないといけません。
また、夜は梱包作業がありますので、食事をしている暇もなく、そのまま寝落ち。で、早朝起床して、またマーケットへ向かいます。
これが2週間続きます。友達には、変態と言われます(笑)。パリに行って、どこそこ行ってないの?ベルギーのアソコ行ってないの?
はい、、、行ってません。
日中は1つでも多くのマーケットへ行きたいので、観光はしません。マーケットへ行かないといけない、というよりは、マーケットへ行きたいのです。観光<マーケット という図式でしょうか。そう。好きなんですよ蚤の市やマーケットのあの活気が。ひたすた目的に向かって突き進み、街に溶け込むあの感じが。
観光地へ行くのも1つの選択肢。観光地では見れない景色を見るのも1つの選択肢。どちらもその国の文化を肌で感じていることには変わりない。
あ、大変さのアピールではありません(笑)。要は、好きなことって、人によって価値観が違う。観光が好きな人で、観光業をやってる人の理由は、他の人には理解できない好きなポイントがたくさんあるでは?と思います。一見華やかに見えるお仕事でも、他の人には見えない大変さがある。でも、本人は大変だとは思っていない。好きだから。好きだと必要な技術を磨く意欲も沸くし。
なので、この仕事大変だよ~って言いつつも、本人は好きだから全然大変だと思っていない。でも、これをそのまますべての人が出来るかって言ったらそれはまた別のお話。
話がわけわからなくなってきましたが、好きなポイントとして、もう無我夢中で、ガーーーーっと蚤の市やマーケットを周りまくるっていうところでしょうか。
では、なぜ、観光もせずにひたすら蚤の市を周りまくるか。その原動力はっていうと。
いろいろ突き詰めた結果、リサイクル精神が強いことに気が付きました。
昔から、世の中、無駄な物が多いな~って思っていて、特に、今回のコロナウイルス蔓延のこの世の中で、結構無駄な物がたくさんあることを再認識。僕もそういう部分がありますが、買っては捨てて、買っては捨てて。まだ使えるのに、大した理由もなく買い替えるために捨てる。
もちろん、すべての物が捨てられずにいたら、ゴミ屋敷になってしまうので(笑)。物を入れ替えることは必要不可欠なわけですが、、、
日本の蚤の市もしかり、海外の蚤の市にいくと、不用品から価値のある物まであらゆる物が並んでいます。値段もピンキリ。安い物もあれば、割と高価な物もある。
でも、そこに並んでいるものは、一度生産され、誰かの手に渡り、手放されたものたち。でも、まだまだ輝く価値のあるものたち。でも、その価値を決めるのは、買い手側。もしくは売り手が決めた価値と同調した買い手側。なんかしらの理由で、一度手放されたものが、また息を吹き返して、新たな生を得る。物って、人が使うために生産されたわけですから、使われない物はやっぱり輝いていないわけです。
そんな物に輝きをもたらす。
それが、一番好きなポイントなのだと思います。そして、その物が行き渡った先、いわゆる物を買って頂いた人もその物と共に輝く。っていう図式を描いて蚤の市を周りまくっています。よって、出会ったものにはイメージが沸いています。逆に、イメージが沸かないものは買い付けない。
フランスの田舎の蚤の市で出会った指輪が、まさか、海を越えて、日本の女性が着用しているなんて、物も想像していなかったでしょう(笑)。人があっての物。人に使用されて、物ははじめて価値を生み出します。物があっての人。というのは成立しません。本来は、必要な物があっての人。でも、必要かどうかは、その人が決める。その物が人を豊かにするかどうか、人によって違うわけですから。
これって、きっとリサイクル精神なのかな。人の手から離れたペットボトルが再利用されるように、70年代に華やかに着飾られたジュエリーが、2020年以降も華やかに着飾れる。
ジュエリーで女性が輝きそれを見た男性もパッと明るい気持ちになり、アンティークで部屋や食卓ががパッと明るくなり、そこにいる人たちがちょっとの幸せを感じる。物と人との本来あるべき姿。を取り戻すお仕事が好きなのです。
アンティークに限らず、新しい物でも同じことが言えますね。僕の場合は、製作をする楽しさというよりは、探し出す楽しさが好き。選ぶ楽しさというか。
というわけで(笑)。長くなりましたが、ハートのピンバッジです(笑)。
このAVONのピンバッジは、Heart of Asiaというタイトルが付いています。センターの地球とハート。平和や愛を感じます。
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そしてこちらが、CHRISTIAN LACROIXのArthus-Bertrand製のピンバッジ。
シンプルなゴールドが可愛らしい作品。
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ピンバッジはブローチよりも小ぶりなことが多く、ジャケットやカバンなどのワンポイントに活躍します。
ハートみたいなモチーフは遠目でもわかりやすいシルエットなので、着用しやすいかなと思います。
ピンバッジにチャレンジしたことない人は是非この機会に!
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