【BLOG】旅をするアンティーク品の生まれた場所

 

BLUE SWALLOW VINTAGEの商品は、主にヨーロッパやアメリカで出会ったヴィンテージ品やアンティーク品を扱っているわけですが、
商品内の明記にはちょっとしたルールがございます。

これらのアンティーク品には、製造国の刻印、いわゆる Made in ~~。

 

この場合は、Made in Belgium となるのでベルギー製だということは間違いないと言い切れるでしょう。

 

 

その他、Made in USA, Made in England , W.GERMANY, Made in France など、しっかりと刻印がある物は多々ありますが、中には全く刻印がないものもあります。

例え、刻印があったとしても、Made in USA物がオランダにあったり、W.GERMANY物がお隣のベルギーにあったり、生産国と購入国は必ずしも一致するわけではありません。

それもそのはず、蚤の市やアンティークマーケットにで販売されているものは、そのベンダーがいろいろな所でかき集めてきたものですので、オランダの人がアメリカに旅行に行った際に、Made in USA製の物を購入し、オランダへ持ち帰り、そのまま40年という月日が経ち、手放す、、なんて事も普通に起こっているわけです。日本製のアンティークが海外で売っていることなんて頻繁にありますしね。

 

BLUE SWALLOW VINTAGE では、極力その購入国まで明記するように心がけています。

 

また、刻印がないものに関しては、生産国としては不明となりますので、そのまま不明となります。調べれてどこで生産されたか分かる物もありますが、刻印が無いものはやはり不明。100%ではないので。中には、その土地にしか作れない物などありますので例外もありますが、基本忠実に明記しています。

 

 

これは刻印のない、真鍮製の灰皿兼キャンドルホルダー。

オランダはアムステルダムの蚤の市で出会った物ですが、これがオランダ製とは限りません。

物は旅をしていますから。

 

その旅する物がたどり着いた場所が、オランダ。その前はどこにいたのでしょう?ずっとオランダで過ごしてた?

そして現在は日本。

 

出身地が書かれた物は、それなりに推測がつきますが、書かれていない物は、正直、どうやってたどり着いたかは分かりません。

個人的にはそこに浪漫を感じます。

 

よく、ヨーロッパの蚤の市で日本製の陶器などを見かけますが、出会うと思わず微笑ましくなりますね。

僕も旅するように、物も旅をする。

むしろ、人が旅をするから、物も旅をする。

 

また、日本へ戻ってくる物もあれば、そのままその土地で一生を過ごす物も。

 

生かすも殺すも人次第。

 

BLUE SWALLOW VINTAGEが海外で出会った物たちには、いろいろなストーリーがあるはずです。

そして、新たなストーリーをみなさんが作り出して欲しいなと思う次第です。

 

Enjoy Antiques!

 

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