ヨーロッパと言えばアートが溢れているイメージがありますが、オランダは正直そこまでアートが日常に溶け込んでいるイメージはありません。ミュージアム体験が出来るのはロッテルダムやアムステルダムといった大都市位かな。それでも、グラフィティは結構田舎街に壁などでも頻繁に見かけるので、ストリートアートは日常的なイメージです。
個人的にはアートはそこまで詳しくなく、ましてや好きなスタイルのアートとかもあまりない。なので、ミュージアムに行くのは気が向いた時。か、余程、宣伝などで魅力的な内容であるか位。
今回訪れた「STRAAT」というミュージアムは先日のBLOG
2022年オランダ生活・買い付け日誌~アムステルダム蚤の市 「IJ-HALLEN AMSTERDAM」~
を訪れた際にたまたま見つけたため、後日、アムステルダムで仲良くなった友達と一緒に行ってきました。その友達、隣の元造船所をイノベしたオフィスでアート関連の仕事をしているにも関わらず、まだ、このミュージアムには行ったことがないという、、、
いつでも行けるから行ったことがない、、、は世界共通アルアルですね(笑)。
このミュージアムは、アムステルダムのセントラルの対岸にあるNOORDという地域にあります。詳しくは、上の蚤の市の記事も併せてご参照に。
アムステルダムセントラルから、下の無料ボートを使用して対岸へ。
このボートは何か所か向かう先があるのですが、確か一番左側だったと思います。
15分位かな。対岸に到着。天気が良いと景色が最高です。アムステルダムの雑多でゴチャゴチャした感じに疲れたら、NOORDはおススメ。最近ではオシャレなカフェなども増えて、開発が進みまくっていますね。アート側から言わせれば、NOORDの良さがドンドン失われていっているそう。
気持ち、なんとなく分かります。
入口はこんな感じ。
値段は17.50euro。
2400円位。
思わず2人で、
高っ!って言ってしまいました(笑)。
地元民がそう言っているので、実際高いのかもしれませんが、、、内容を見て判断する事にしましょう。
うわっ。絵がでかい!
元造船所という立地を活かして、最大級のサイズの絵が展示されています。
ここのミュージアムの特徴はこの絵のサイズ感。
絵のタイプはそれぞれのアーティストによって全く違うため統一感はありません。
まーとにかく圧巻。完全に異空間ではありますが、、、
何か物足りない。
そもそもこのNOORDエリアはスクワット(廃墟などを占領してアート活動を行う事。違法行為でもあります)などが盛んで、お金のないアーティスト達が自分の作品を残すために、制作活動を行っていました。街中の壁にはグラフィティが物凄い数描かれています。
開発が進むにつれて、そういった廃墟も壊され、今では、半分オシャレな街に。高級マンションが建設され、ちょっとしたトレンドでもあります。
駅までボートで15分とかだし、立地も良いしね。
イメージ的には、このミュージアムにはそういった開発が進むにつれて取り除かれたアートが飾ってあるのかなーなんて勝手に想像していました。
レンガ壁に絵が描かれたグラフィティをそのまま持ち込むみたいな、、、
その絵のbehind storyなんかも説明されてて、、みたいな。
なんてことをボソッと友達に言ったら、
まさしくそう!僕もそう思ってたんだよ。と。
このエリアの歴史が感じられるコンテンツであって欲しかった。と。
というイメージとは若干違う内容ではありましたが、それでも十分この異空間を楽しむことができました。
これだけのサイズの絵を描くのも相当の労力ですしね。
帰りの出口で、お土産屋さんを発見した2人は、、、
あ、、、こうじゃないんだよアートは、、、
とボソッと呟いていました。
まーでも、アーティストさんにしっかりとお金が還元されるのであれば、お土産屋さんもちろんヨシです。
ただ、2人ともこのエリアに対する期待値が物凄く高かったのです(笑)。
特にアート関連の仕事をしている彼は、彼なりの価値観があるようです。
という期待値で遊びに行けば、物凄く感動すると思います。
しいて言えば、このエリアに足を運んで頂きたい。
街中、もう物凄いグラフィティの数ですので。それを含めて17.5euroと思えば、格安です。
そんなに広いエリアではないので、是非、お散歩してみてくださいね!
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